ポルシェとは

ポルシェを買うことは贅沢なのかじっくり考えてみた

阪神淡路大震災から24年。

1.17

震災を振り返る特集を見ながら、「うちはポルシェなんて買っちゃって贅沢だなぁ」なんて考えていた。

今日は真面目に本当にそうなのか?とじっくり考えてみた。

マカンSモノクロ

平成という時代

平成は暗いニュースが多かった

震災が起こった当時、まだ幼かった私だが普段やっているテレビ番組はやっておらず、テレビはずっとニュース番組で恐ろしい映像の繰り返し。「日本のどこかで大変なことが起こった」ということだけは理解した。

小さい頃の覚えているニュースの言葉といえば、震災、地下鉄サリン事件、政治家の汚職事件、デフレ。

私「おしょくじけん、、?なんで偉い人のお食事券がニュースなの?」

母「お食事券じゃないのよ。偉い人が悪いことしたからニュースになっているのよ。」

私(そうか、ニュースって悪いことを知らせるものなんだ。)と理解していた。

最近多い平成という時代を振り返る番組ではたしかに暗いニュースが目立つ。

幼少期からこういうニュースを見聞きして育ったのだと感じている。

「欲張らない」ことを教わった教育

小学生のとき、「あなたの宝物を紹介しましょう」という授業があった。

自宅にあるお気に入りのぬいぐるみコレクションを披露しようかと思っていたら、先生が教える流れから「友達」や「家族」といった物ではないモノが模範解答であることを悟った。

私のぬいぐるみコレクションも、家族で行った旅行のお土産や誰かにプレゼントしてもらった物だったのでただの「物」ではないのに、先生にはよい評価はしてもらえなかった。

大切なのは「物」ではない。欲張ってはいけない。そうやって教育された。

この世代が大人になり、子育て世代となった今、

シンプルライフ

ミニマリスト

このような言葉と共に、数年前から極力物を持たない生活を推奨する本が流行り、広く受け入れられている。

新時代、「欲張る」ことは悪いことなのか

でも本当に「物」は必要ないのか、個人的には疑問に思っている。

ミニマリストさんからしたらポルシェなんてとんでもない、もったいない買い物になるんでしょうか。

都市部に住む子育て世代の中では、クルマを持たない世帯が多い。

クルマはお金がかかるし、必要ない。だから持たない。

カーシェアで十分。

たしかにそうかもしれない。クルマなんて必要ない。ポルシェなんて欲張り。そういう考えもある。

でも、クルマを持つことで得られるものも多い。移動の利便性だけではない。

私はクルマを持つと家族と過ごす密な時間が増えることが最大のメリットだと感じている。

カーシェアではなく、マイカーを持つことでよりプライベート性が増す。

こういった価値観はクルマを持っていなかったら知ることができなかった部分だと思う。

たしかに、私みたいにクルマに興味がない主婦にとっては、ぶっちゃけて言えば「ポルシェを買うこと」自体には魅力は感じない。

でも夫が「ポルシェを買いたい」と言うなら、否定しない。それには応援するだけの理由があったためだ。夫は毎月の収支バランスを計算して、年間の貯蓄額を試算し、支払いに問題ないことを私に説明してきた。そしてポルシェへの情熱を語ってきた。もはや夫の目にはポルシェしか見えていなかった。

実際、マカンを買った後の夫は目に見えて変わった。

  • 以前より明らかに生き生きと生活している。
  • 早寝早起きになった。
  • 新しいことにどんどん手をつけようとする。
  • やたらと出かけたがる。
  • 暇が嫌い。
  • 常に新しいことを考えていたい。

そしてさらに、マカンを買ったばかりだというのに、物欲は収まるどころか膨らんでいる。

夫「911がほしい。」「GTSがいい。」「もっと駐車場がほしい、どうせならビルトインガレージの家がいい」

私「駐車場!?うちは去年家を買ったばかりだよ!!」

夫「家なんて何度でも買い替えればいいさ。」

夫は楽しそうに話す。

憧れのクルマを買うことで手に入れた豊かさ

どれも、マカンを買ったことがきっかけだと思う。

マカンを買ってポルシェに乗る楽しさを感じたから、だからもっと上を目指したいと思うようになった。その実現のためにはどうしたらいいかも考えている。

911を買ったことを想定して、またしても収支バランスを計算したりシミュレーションを繰り返している。本業以外に収入を増やす方法をいくつも模索している。

私が感じた想定外の成果として、私自身もクルマででかけることのメリットに気づかされた。また、ポルシェブランドの魅力も知った。

そして、夫の変化を見て私ももっと成長しなくては、と思った。

だから、ポルシェを買うことは決して欲張りではないと思う。クルマは人生を豊かにする。

流行りのミニマリストは「物」が必要ないのではない。なくても最低限で生きていけるというだけ。それは正しいと思う。

でも「必要ない」と思い込んで、「物」を買う可能性をシャットアウトし、極力見ないようにしているのだとしたら残念極まりない。

もちろん実際必要ない物もあるはずだが、それが必要ないかどうかは、自分がそれにどれだけの情熱を持っているかによる。

本当に本当にほしいと思っているのに、嗜好品だから買わない。ミニマリスト=我慢になってしまっては、人生の可能性はどんどん狭まってしまう。

暗い時代にこそ、欲張って楽しみたい

平成は悲しいニュースが多かった。暗いニュースが多かった。

1月17日、平成が終わっても毎年この日は阪神淡路大震災の記憶を振り返る日になる。その甚大な被害は決して忘れられることはない。

それと同時に、今自分が恵まれた環境で生きていることも実感する日でもある。

すでに恵まれている。だから、欲張らずに生きましょう。、、本当にそれでいいのかな。

人生いつ何が起こるかわからない。

だからこそ、好きなことして、ポルシェ乗って、限られた時間を楽しんじゃおう!

と考える方が、より人間らしい生き方なんじゃないかなと私は思います。

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