オプション選び

マカンオプションをやさしく解説!足回り編

マカンのオプションをわかりやすく解説していく「マカンオプションをやさしく解説!」シリーズ。

第1弾はクルマ好きなら誰もがこだわる(!?)「足回り」編。

足回りとは

私もマカンに乗り始めてから知ったこの言葉。「足回り」

クルマの「足」にあたる部分、つまりタイヤ周辺を示す。

もともと私が「タイヤ」だと思っていた部分は、「タイヤ(ゴムの部分)」と「ホイール(金属の部分)」から成る。
さらにはホイールの中にはブレーキシステムが入っており、これまた重要なパーツらしい。

私はもともと「タイヤなんてどれでも同じ」と思っていたが、クルマ好きの人からするととんでもない。

足回りはクルマの見た目を大きく左右するし、乗り心地にも影響するんだとか。

本記事ではホイールとブレーキシステムのオプションについて、その体系と価格を解説する。

ホイールの選び方

サイズは18インチから21インチまで

インチは18インチから21インチまでの4段階の展開。

我が家のマカンSは 19インチMacan Sportホイールだけど、特に大きすぎず小さすぎず収まっているように見える。見た目もかわいい。

一方の21インチホイールはさすがに大きい。スペースいっぱいいっぱい。圧倒されるような存在感がある。

マカンS

ホイールだけでクルマの衣装は大きく変わる。

乗り心地の違いはある?

夫に聞いてみた。
「ホイールが大きい方が乗り心地もいいの?」

夫の答えは、
「うーん、、そうでもない。」

え!?大きい方が高いのに!?

解説を聞いてみる。

クルマの「足」は大きく分けてゴム部分のタイヤと合金部分のホイールでできている。
当然スペースには限りがあるので、ホイールが大きくなるとタイヤの部分は相対的に小さくなる。
タイヤはゴムで弾性があるため、路面の衝撃などを吸収する役割も兼ね備えているが、そのタイヤ部分が小さくなるということは衝撃吸収性も下がるということ。

逆に言えば、大きいホイールの方が路面の感触を感じやすく、よりスポーティーな走りに近づくと言えそう。

一方、ホイールが大きくなると付けるタイヤの幅も大きくなるので、大きいホイールの方がタイヤ幅による安定感は増すのかな、とも思う。

いずれにせよ、乗り心地以上に「見た目」への影響度の方が強そうだ。

マカンで選べるホイール一覧

現行マカンの4つのグレードで選べるホイールの種類とオプション価格を一覧にしてまとめてみる。

なんとホイールだけで全16種類もある。

デザイン インチ イメージ ベース
グレード
S GTS ターボ
7,119,444円 8,749,074円 10,388,889円 12,191,667円
Macanホイール 18 +0円 +91,667円
Macan Sホイール 18 +91,667円 +0円
Macan Sportホイール 19 +249,537円 +249,537円   +0円
Macan Designホイール 19 +309,630円 +309,630円 +0円
Macan Designホイール
ダークチタン
20 +0円
Macan Turboホイール
サテンプラチナ塗装仕上げ
20 +606,019円 +606,019円 +91,667円 +190,464円
Macan Turboホイール
ブラック(ハイグロス)
20 +633,519円 +633,519円 +91,667円 +190,464円
Macan Turboホイール
ジェットブラックメタリック
20 +633,519円 +633,519円 +91,667円 +190,464円
Macan Turboホイール
エクステリア同色
+633,519円 +633,519円 +91,667円 +190,464円
RS Spyder Designホイール
サテンブラック
20 +0円
RS Spyder Designホイール 21 +666,112円 +666,112円 +150,742円 +249,537円
911 Turbo Designホイール 21 +744,537円 +744,537円 +230,186円 +328,983円
Sport Classicホイール
GTシルバーメタリック
21 +593,797円 +593,797円 +51,945円 +150,742円
Sport Classicホイール
ハイグロスブラック
21 +791,390円 +791,390円 +249,537円 +349,352円
Sport Classicホイール
プラチナサテン
21 +791,390円 +791,390円 +249,537円 +349,352円
Sport Classicホイール
エクステリア同色
21 +791,390円 +791,390円 +249,537円 +349,352円

(2020年2月現在)

ホイールの選び方

好みで選ぶ

デザイン、色などでホイールの印象は大きく違う。

まずは写真を見比べて、直感的に好きなデザインを見つけるのがいいと思う。

私は、小さめのホイールも嫌いじゃなく、5本のスポークだと桜とか星みたいでかわいい!と思っている。

でも夫はやはり大きいホイールに魅力を感じるようで、我が家のマカンSに対しても「ホイールを黒に塗装しようかな」「次はやっぱ20インチ以上かな」みたいなことも言う。

予算で選ぶ

とにもかくにも、ホイールのインチアップはお値段が張る。

マカンSで20インチ以上のホイールを選ぼうとすると軽く50万は超える(怖)

だから予算が決まっていれば、選ぶべきホイールはおのずと決まってくるのではないだろうか。

デフォルトのマカンSホイールだって十分かわいいし!

それに私のような一般市民は、ほとんどホイールなんて見ていない(爆)

グレードを変える

ホイールに絶対的なこだわりがある方は、グレードを上げてしまう方が手っ取り早いこともある(爆)

控えめなグレードで車体価格を抑えようとしても、カッコいいホイール選ぶとオプション価格が跳ね上がる。
だったら最初からグレードあげちゃえ!標準装備も増えるし!
という話にもなってくる。
(通称:オプション地獄)

ホイールにこだわりすぎるくらいなら、最初からGTSかターボにすれば超絶かっこいい20インチホイールがデフォルトで付いてくるから。

ターボにすれば後述のPSCBも標準装備でついてくるし、グレードアップの旨味は大きいように思う。

ブレーキシステムの選び方

「ポルシェのブレーキシステムは世界一」

その制動性能で右に出るものはいないと言われている。

何がそんなにすごいのかは別途記事にするとして、マカンについているブレーキシステムはどれもデフォルトでも十分すぎる性能の高さを持っている。

だから、個人的には、ブレーキシステムをグレードアップする必要はないと思う。

PCCB(ポルシェ・セラミック・コンポジット・ブレーキ)

PCCBとは

公道を走るクルマに導入されたモータースポーツテクノロジー。それがポルシェ セラミックコンポジット ブレーキ(PCCB)です。
(中略)
PCCBにはほかにも重要なアドバンテージがあります。セラミック製ブレーキディスクがきわめて軽いという点です。同様の構造とサイズのスタンダードディスクに比べると、重さは半分ほどです。このディスクの軽量化は動力性能の向上と燃焼消費の改善に寄与するだけでなく、バネ下重量と回転質量の軽減にも大きな役割を果たします。結果として、ロードホールディング性能の向上と、快適性、特に不整路での乗り心地の改善につながります。さらに敏捷性アップ、ハンドリングの向上にも。

黄色いキャリパーが特徴的なポルシェのカーボンブレーキ。

制動力が高く、軽い。

そして何より重要なのが!

錆びない!

ブレーキダストが出ない。

つまり、ホイールが汚れない、ということ。

現在、我が家ではマカンを洗車すると、

  1. ホイールについた黒いブレーキダストを水洗いする
  2. ブレーキディスクが錆びる(洗車開始5分で茶色くなる)
  3. 錆を取るため、ひとっ走りする
  4. またブレーキダストが出る

とう悲しい悪循環を実感している。

走ったあとのブレーキダストなんて大した汚れでもないんだけど、夫にすると気になるらしい。

PCCBならその心配が不要ということになる。

ところが、さすがポルシェ、値段設定も突き抜けている。

PCCBオプション価格

ベースグレード 設定なし
S +1,337,315円
GTS +1,337,315円
ターボ +842,315円

ひょええ〜なんじゃこの値段!

PSCB(ポルシェ・サーフェス・コーテッド・ブレーキ)

革新的なポルシェサーフェスコーテッドブレーキでは、従来の灰鋳鉄ディスクにタングステンカーバイドコーティング加工が施されています。この独自の仕上げにより、耐摩耗性および摩擦係数が改善されると同時に、ブレーキの応答性も向上しています。また標準装備の灰鋳鉄ブレーキと比較した場合、ブレーキダストが減少し、耐用年数が20〜30%延長されます。PSCBには、ホワイトに塗装されたブレーキキャリパーが装備され、ディスクの表面は慣らし運転の後に鏡面に変わります。20インチ以上のホイールのと組み合わせでのみご利用いただけます。

名前がPCCBに似ていてわかりにくいが、PCCBより後に開発されたブレーキ。2018年秋頃にデビューした新しいブレーキシステムだ。

ブレーキダストが減ると言う。

キャリパーの色はなんとホワイト
このカラーリングはブレーキダストが出ない=「汚れない」というポルシェの自信であるように感じる。

お値段はPCCBよりお手頃。(十分高いけど)

PSCBオプション価格

ベースグレード +496,019円
S +496,019円
GTS +496,019円
ターボ 標準装備

なんとターボでは標準装備!!これはすごい!

PCCBは高すぎるし性能的にもそこまでいらないな、と言っていた夫も、PSCBはぜひ次のマカンにはつけたいオプションらしい。

ブレーキダストが出ないと洗車の頻度も少なくて済むし、白キャリパーはおしゃれ!!

キャリパーのカラーはさりげないおしゃれ

PCCBの黄色いキャリパー、PSCBの白キャリパー。

そしてGTSの赤キャリパー。

うちのマカンは何の変哲もないシルバーのキャリパーだから色付きのキャリパーはやっぱり憧れる!!

足回り選びはポルシェを知る第一歩

足回りは昔の私のようなど素人には全く理解されない部分ではあるが、分かる人にはわかるオプション。分かる人には値段までバレる(笑)

どんな走りをしたいか想像して、じっくりコンフィグしてみるのが楽しい。

そしてその思いを、足回りのオプションに託すことができると思う。

家族と乗るから乗り心地重視で、ホイールのインチアップはやめておく。とか。

ゴリゴリスポーティーに突き抜けたいから、大きいホイールにPCCBを付けてぶっとんでみたり。

私の場合、調べていくうちに、ホイールのカッコよさやブレーキ性能の凄さ、キャリパーのおしゃれさを知り、ポルシェの魅力を知ることになった。

オプション選びを通して、ポルシェを学ぶ。

ポルシェなら、どのホイール、どのブレーキを選んでも、走りの点で後悔することはないはず!

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