ポルシェが2021年モデルを発表し、911やカイエン、マカンで一斉値上げとなる。
単なる値上げかと思っていたら、2021年モデルから導入される新機能があったことが発覚!
その新機能とはずばり、コンフォートアクセス!
新オプションとして選べるのではなく、2021年納車モデルから全車種に標準装備となる。
今日はこのコンフォートアクセスについて説明していく。
従来のキーレスエントリー:エントリー&ドライブシステム
2020年モデルまで、オプションとして選べたのがエントリー&ドライブシステムだ。
言い換えると「キーレスエントリー」。
マカンで12万円くらいの追加費用で付けることができた。
- キーを持っていれば、ドアのハンドルレバーにタッチするだけでロック解除できる
- キーを近くにおけば、ボタンを押すだけでエンジンがかかる
エントリー&ドライブシステムのオプションを付けなかった場合、クルマの鍵を開けるためにはキーのボタンを押す必要がある。エンジンを起動させるには、なんとキーをイグニッションに挿して回す必要がある。
「この令和の時代、ポルシェは鍵をガチャガチャして発動するクルマを売っているのか・・・」
なんて思っていたこともあったが、ついに新機能「コンフォートアクセス」が全モデルに標準装備となる。
コンフォートアクセスはタッチレス
コンフォートアクセスも「キーレスエントリー」のことを指すことには変わらないが、エントリー&ドライブシステムよりもさらに進化した。
-
- キーを持ってクルマに近づくだけで、自動でロックが解除される
つまり、ドアレバーのタッチが不要になった!
・・・それだけ?
という気がしなくもないが、これが標準オプションになったことはポルシェにとっては大きな進化では!?
コンフォートアクセスは以前からあった
この「コンフォートアクセス」という言葉だけは数年前からあった。
調べてみると、エントリー&ドライブシステムのことを指すこともあるし、パナメーラで後ろのトランクを開ける時に足をスッとクルマの下に通すだけでトランクが開くという仕組みのことを指すこともある。
いろいろな意味で使われてきたらしく、非常にまぎらわしい・・・
でも、2021年モデルで言われるコンフォートアクセスは「タッチレスのロック解除」のことらしい。
超便利機能が標準装備になったというのに、あまり知られていないようだ(爆)
利便性も少しずつ進化するポルシェ
ポルシェといえば、走りの面での性能向上には余念がないが、快適性とか利便性という点では国産車にもかなり遅れを取っていたイメージがあった。
でも、利便性もどんどん進化していると感じる。
先日、タイカンを見てきた時には、内装のスタイリッシュさ、先進的な雰囲気にかなり驚いた。
どんどん新しい先進装備が開発されて、標準装備になり、それが当たり前になっていくんだなと実感してる。
とは言うものの、利便性だけを追求するのではなく、一番こだわるのはあくまでも「走り」というポルシェの揺るがない魂はさすがだなと感じるばかりだ。