マカンを買う前に私が最も不安だったことは、子どもとポルシェの両立。
マカン購入当時、我が子はまだ1歳だった。
ヴェルファイアという広々ミニバンからの乗りかえ、窮屈になっても対応できるのだろうか。
吐き戻したり食べこぼしたり、汚さないだろうか。
子どもが小さいのに、ポルシェって・・・ ありなのか・・・?
こんな年からポルシェに乗って、悪影響ではないか!?とまで思ったり。
実際にポルシェに乗り替えてみて、心配していた汚れに関しては何とかなっている。
子どもも新しいクルマを楽しんでくれている様子だった。
そして、成長するにつれて、だんだんとクルマを見分けられるようになり、ポルシェのロゴマークを覚え、「ポルシェ」というメーカー名も覚えてきた。
子どもはまもなく4歳になるが、年齢を追うごとに子どものポルシェの楽しみ方が変化していったと感じている。
そして、ポルシェを通じて子どもに何か教えられるかということも考えてみた。
Contents
ポルシェのそばで成長する子ども
0~1歳 クルマには無関心でも伝わることはある
まだまだクルマへの認知も低い時期。
この頃は、自分が今どんなクルマに乗っているかなんて、まず理解していないだろう。
オムツ替えとか授乳を考えたら母親の立場としては広いミニバンの方がいいし、、この時期にマカンに乗り変えるメリットなんてないかも?と思っていた。
でも、実際にポルシェ乗りかえたらメリット大有りだった!!
なぜなら、夫がとても楽しそうに運転するようになったから。
まだクルマが何だとかどこにお出かけするだとかがわからない乳児にとっては、「クルマ=楽しい場所」というイメージを伝えることが重要だと思う。
うちの場合、ポルシェに乗りかえたら、夫が運転中にイライラすることが格段に減った。
そうすると、車内での会話も楽しくなるし、子どもにも楽しい雰囲気が伝わる。
これがマカンに乗りかえた最大にして最高のメリットだと思っている。
両親がクルマを楽しんでいると、子どももクルマが好きになる。
2歳 「ポルシェ」を認知する
2歳を過ぎて意味のある単語を発するようになると、「ポルシェ」という単語も理解し始める。
家のクルマが「ポルシェ」という名前だということや、クルマの色や特徴もわかり始める。
一時は、馬のマークがついたクルマのことを我が家のクルマだと理解して、散歩中や出かけた先の駐車場で一生懸命馬のマークを探していた。
ホイールの中心にもエンブレムが付いていて馬がいることを知っている。
そのため、いろいろなクルマのタイヤを見て回っては、「おうま、いないねぇ」と言っていた。そりゃなかなかいないよね。ポルシェって少ないし、同じお馬がいるフェラーリはもっと少ないのよ。
うちの場合、夫婦の会話がポルシェばかりということもあって、子どもへの影響度は大きかっただろう。
親がクルマの話ばかりしているし、トミカもたくさん買い与えているので、クルマへの関心がどんどん伸びていった時期だった。
3歳 ポルシェが好きになる
だんだんと単語の発音もよくなり、はっきりと「ポルシェ」と言えるようになる。
そして、3歳になる頃には「ポルシェはいいクルマ」というのも知っている。
日頃から両親の会話を聞いていれば、理解は早い。英才教育!(笑)
3歳になると、外でポルシェを見分けられるようになる。
さすがに走っているポルシェはまだわからないみたいだけど、止まっていればエンブレムを見てすぐさま「クルマかっこいいね!ポルシェだね!」と言う。
外でポルシェを見ると喜ぶ。特にスポーツカーだともっと喜ぶ。
また、我が家は日頃からクルマに関するしつけは厳しい。
車内で、靴を履いたまま足を動かすな!食べこぼすな!飲み物は倒れないようにドリンクホルダーに真っ直ぐに置け!と3歳児に対してはなかなか厳しい指示を出している。
その甲斐あってか、クルマは大切にするということを必然的に覚えてきている。
家の前に停まっているマカンが汚れていると、「ぱぱ、クルマきたないよ!ちゃんとおそうじしてね!」と洗車を促してくる。
クルマがキレイな状態だと子どもも嬉しいらしい。
4歳 ポルシェの価値をおぼえる
もうすぐ4歳になろうとしている我が子だが、最近外で見慣れないクルマを見ると、「このクルマ、速いの?」と聞いてくる。
クルマへの興味津々だ。
さらに、「ポルシェの方が速い?」と聞いてくる。
なんとも、自分の家のクルマと外のクルマを比較し始めている。
この比べるという行為は、特に気をつけないといけない。
ポルシェはいいクルマだということは事実だが、ポルシェだけがいいクルマな訳ではないから。
どのクルマにも良さがあり、クルマのメーカーや車種に上下関係があるわけではない。
私の実家ではマカンの10分の1くらいで買った軽自動車に乗っているが、軽が悪くてポルシェの方が良いということではない。
軽には軽の良さがあり、ポルシェと比べるものではない。
乗り心地の違いについては子どももわかるらしく、急カーブのときなどは「ばあばのクルマゆれるね〜わーーー!」とふざけながら笑っていることがある。マカンの安定感が半端ないから仕方ない。
でも、「ばあばのクルマもかっこいいよね!」と言っているので、クルマを比べてどっちが良い悪いという見方はしていない様子。その見方を変えないでほしいなと思っている。
ポルシェを通して生き方を教える
そのうちお金という概念も理解し始めると、値段の部分で比較するようにもなるのかなと思っている。
でも、ポルシェが値段の高いクルマだと言うことは敢えて隠すつもりはない。
夫が一生懸命はたらいた結果で憧れのポルシェを手に入れたわけだから、子どもには親の背中をよく見ていて欲しい。
クルマは高い。その中でもポルシェは特に高いクルマ。フェラーリはもっと高いクルマ。がんばって稼いだら買えるようになる。
「将来、どんなクルマに乗りたいの?」ときくと、子どもは「ふぇあーり!!(フェラーリ)」と答えた。
まだ性能も金額も理解していない。見た目のカッコよさと目立つ色に惹かれて言っているだけだと思うけど、そういう乗ってみたい!という気持ちを持ち続けて欲しい。
よし!がんばれ!
ポルシェより大変かもしれないけど、3歳から目指せば叶わない夢は少ないぞ!
これからの時代、他人と同じ生き方をしていてはなかなか夢が実現できない時代になっていくと思う。
他人と比較するのではなく、自分で自分の道を選んでいかないといけない。
子どもには、好きなものを選び、選んだものを自力で買えるようになってほしい。
ポルシェを通してそういう親の姿を見せることも、教育のひとつだと信じている。