我が家の子どもは2歳。
物心ついたころからポルシェに乗っている子ども。
私は普通のサラリーマン。自分はセレブだとは思わないが、子どもはセレブキッズの一人だと思っている。(爆)
小さいうちからポルシェに乗り、クルマ関連のおもちゃは夫にたくさん買い与えれている。
これぞセレブキッズ!!(え?ちがう?)
うちの子どもはクルマが大好きで、街中の駐車場では止まっているクルマのキャリパーを見ては馬を探している。(ポルシェクレストに馬がいることを知っているため)
そんな環境で育つ子どもに対しては、将来親の脛をかじるような大人になってほしくない。
欲しいものは自分で手に入れられるようになってほしいと思って教育方針を考えてみた。
今の子供たちが生き抜く時代
各時代の価値観
私の親世代
大人になってバブルを経験した今の60代は、物を買うことにステータスを感じ、「捨てる」ことをほとんどしない世代。
実家は物で溢れかえっている・・・
私たち世代
バブルがはじけた後に育った今の30代は、物を極力買わずに、「断捨離」に価値を見出す世代。
ミニマリストが流行る。
贅沢はしない。コンパクトな家を好む。
今の子どもたちの時代
今の子どもたちが大人になる頃には、世間の価値観はきっとまた大きく変わっているだろう。
良いニュースも悪いニュースも、テレビに映し出されたものを見るのではなく、ネット上で自分が必要な情報のみを取りに行く時代。
進学して、就職して、結婚して、子どもを作って、、といった既定路線はもはやない。
高校生で会社を立ち上げることもできる。大学に進学する必要もない。就職する必要もない。結婚しなくても幸せになれる。男女は関係ない。
より個人が自分の裁量で人生を作っていくことに価値を見出す時代になるだろう。
それって、私にとってはすごく厳しい時代に感じる。
言われたとおりやっていれば生きていける時代じゃなくなるなんて、、
でも夫はこの変化にわくわくしているらしい。
最近、そういう時代を生きていく子どもたちに見せる親の姿、というものを考えている。
極端な考え方を持つ夫の子育て論
夫とはこんな話をしている。
子どもが小学校にあがったとき、
夫「迎えに行くときはド派手なスポーツカーで行きたいな。レーシングイエローの911とか。」(注:911はまだ買っていない。)
私「それ、目立って恥ずかしいよ?」
夫「そんなメンタルじゃだめだ。」
私「子どもがいじめられたらどうするの?」
夫「俺なら徹底的にやり返すけど。(笑)いじめられないくらいの圧倒的な差をつけてほしい。」
私「、、、?学校に行きたくないって言ったらどうする?」
夫「行かなくていい。学校なんて行きたいときだけ行けばいい。」
まあ、夫はわかりやすい。
学校なんて行かなくても自分で生きていけるなら問題ない。と考えている。
極端だ。
そんな父親に育てられる子どもも大変だ。
実際に学校が始まったら私がバランスをとっていかなきゃいけないと思っている。(爆)
夫の考え方は極端だけれど、ある程度は納得できる。
たしかに、これからの時代、学校なんて行かなくても稼ぐ方法はたくさんある。
それに、学校で教わる勉強以外にも学ぶべきことは多い。
見せるべき親の姿
子どもは親の背中を見て育つ。
言って聞かせて育てるだけではなく、親がお手本にならないといけないな、とも思っている。
たとえば、乗りたいクルマがあるのに子どもがいるから買えない。という場合。
クルマにそれほどの興味がなく、現状で満足しているなら問題ない。
一方、本当はずっとほしいと思っていて、もし子どもがいなかったら買えるのに、子どもがいるから買うのを我慢している。という状況だとしたら子どもがかわいそうだ。
子どもは自分のせいで親が我慢していることを察する。
まず最初にやるべきことは、子どもがいても、買えるように努力する。
努力した結果、どうしても無理ならその時軌道修正すればいい。
子どもはそういう親の姿をみて、生き方を学んでいくんだと思う。
子どもに教えること
子どもがもう少し大きくなってほしいおもちゃがあり「これがほしい。」と頼んできたとき、
夫は「なぜそれがほしいのか。それがあると何が変わるのか。プレゼンさせる。」と言っている。
それに納得できたら買ってあげるらしい。
同じことが私にも数年前あった。
フードプロセッサーが欲しくて自分で買おうと思っていたら、夫が「俺が買ってあげる。だからどれがいいかプレゼンして?」と言ってきた。
私「プ、プレゼン!?」と思いつつ、いくつかホームページを開いて説明すると、「その機能本当に必要?」「見た目がイケてない。」といったダメ出しのオンパレード。
2回プレゼンして却下され、3回目でめでたく合格して買ってもらうことができた。
なかなか厳しい審査だった。(爆)
夫は最近は私に対して911のプレゼンをしてくる。
こちらは許可していない。(爆)
子どもにも同じことをしていく。
欲しいものがあるとき、まずそれが本当に必要なのか見極める。費用対効果も考える。
本当に必要だと判断したら、どうやってそれを手に入れるか真剣に考えて努力する。
買ってもらうなら、買ってもらえるだけのプレゼンスキルを身につける必要がある。
これを繰り返して、子どもに取捨選択の判断力、叶えるための成長力・実行力を身につけさせたい。
そして、子どもにやらせるだけではなく、親自身もそれを実践してその背中をみせていく。
うちも小さい子どもがいるけど、マカンを買った。マカンを買えば当然月々貯蓄できる金額は減る。それでも、マカンが必要だと判断した。
貯金しないといけないから、という理由で我慢していたら、今ほど楽しい生活はしていないし、このブログも始めていない。
欲しいものを努力して手に入れると、生活はより豊かになる。ということを子どもに見せたい。
そして、ポルシェがほしいなら、自分でポルシェを買えるようになりなさい。
それが我が家の教育方針。
欲しいものは自分で手に入れる。
子どもが大人になった時にポルシェを買いたいと思うかどうかはわからないけど、ポルシェに限った話ではない。
子どもには親に頼らず、むしろ親を超えていってほしいものです!