ポルシェが2019年12月から公式にレンタカーサービスを始めた。
その名もPorsche Drive
新しいポルシェの愉しみ方、始まる。
レンタカーでポルシェってどうなの!?と思う方に向けて、今回はこのサービスの是非を考えてみようと思う。
Contents
ポルシェの公式レンタカー、ポルシェドライブとは?
利用条件
会員登録をすれば誰でも借りることができる。
会員登録の条件は至ってシンプル。
- 18歳以上
- 運転免許保持者
ポルシェオーナーでなくても大丈夫。
それまで全くポルシェと縁がない方でも、クルマの免許を持っていれば誰でも借りることができる。
貸出場所
貸出場所および返却場所は1カ所のみ、虎ノ門ヒルズ。
虎ノ門ヒルズといえば、ポルシェジャパンの本社がある場所だ。
本社から直接ポルシェを借りるなんてなんか気分がアガル!!
料金体系
料金は、やはり高い印象。
うーん、、週末レンタカーで10万か、、ポルシェだとこれくらいかかるわけなのか。
ケイマンS | 911カレラ4Sカブリオレ | 911カレラGTS | パナメーラ4S | カイエン | マカンS | |
4時間 | 37,000円 | 55,000円 | 60,000円 | 50,000円 | 43,000円 | 38,000円 |
1日(24時間) | 47,500円 | 75,000円 | 80,000円 | 70,000円 | 55,000円 | 48,000円 |
ウィークエンド(金16時〜月10時) |
95,000円 | 150,000円 | 160,000円 | 140,000円 | 110,000円 | 96,000円 |
保険・補償制度
- 補償パッケージなし +0円 免責額20万円負担
- ベース補償パッケージ +3,600円 免責額5万円負担
- プレミアム補償パッケージ +7200円 免責額全額免除
補償パッケージなしでも保険が全くないという意味ではない。通常のレンタカーと同様、最低限の補償はついている。(以下参照)
追加パッケージは、もしものときの免責額も減額してくれるというもの。
万一事故が起きた場合には、下記の金額を限度として補償しています。ただし、タイヤ破損時における、破損したタイヤの修理代、タイヤ交換が必要な場合の新しいタイヤ代及び工賃、並びにホイールが損傷した場合のホイール代は、当該保険により補償されません。
(1) 対人補償 1名につき無制限(自賠責保険を含む)
(2) 対物補償1事故につき無制限
(3) 車両補償(一般条件)1事故につき時価まで(免責額20万円)
(4) 人身傷害補償 1名につき3000万円まで(搭乗者補償を含む)
チャイルドシートサービス
チャイルドシートは3種類あり、以下の中から無料で2つまで借りることができる。
- ベビーシート(1歳3カ月まで)
- ジュニアシート(9ヶ月~4歳)
- ジュニアプラスシート(4~12歳)
ポルシェって実はチャイルドシートも作っている。(オプションで選べる)
このチャイルドシート、お値段高いし、私も実物を見たことはない。
さすがポルシェ、見た目は結構カッコいいかも。
チャイルドシートって実物を実際に試せる機会はほとんどないから、このレンタカーはポルシェのチャイルドシートを試すことができる数少ないチャンスだ!
他社レンタカーとの比較 どこで借りるのがお得なの!?
ポルシェのレンタカーは公式ポルシェジャパン以外でも借りることができる。
Porsche Driveの料金や利便性について、ポルシェを借りることのできるレンタカー会社2社と比較してみよう。
高級車レンタカーとの比較
ポルシェに限らず、ベンツ、BMWからフェラーリなどを取り扱うレンタカー会社は複数ある。
たとえば、Next One。ポルシェだけでも15台も用意されている。
レンタカーを借りる際に会員登録が必要なのはどこも同じだが、高級車に特化したレンタカー会社は登録と同時に「審査」が必要になることが多い。
かつ、個人向けへの貸し出しはさらに厳しく、基本的には法人向けのレンタカー中心の会社が多いように感じる。
ちょっと面倒かつ敷居が高いな、という印象を受けた。
今回は高級車レンタカーの中でも比較的借りやすそうなTimesのService Xというレンタカーサービスを発見。
借りやすそうというのは、登録条件が他社よりゆるく、さらに登録時の審査が不要という点だ。Timesはコインパーキングなどで名前もよく知っているので、身近な印象もある。
Porsche DriveとTimes Service Xのサービス体系を比べてみよう。(2020年1月31日時点)
Porsche Drive(公式) | Times Service X | |
登録条件 |
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取り扱い車種 |
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レンタル場所 | 虎ノ門ヒルズ | 北千住 |
料金体系 |
911カレラGTSの場合 4時間 60,000円 1日 80,000円 ウイークエンド 160,000円 |
911カレラターボ997型の場合 1時間 2,750円 3時間 13,200円 6時間 25,850円 12時間 41,800円 24時間 50,600円 以後1日 48,400円 |
24時間利用の料金 | 80,000円 | 50,600円 |
3泊4日の料金(金16時〜月10時) |
160,000円 | 147,400円 |
メリット |
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デメリット |
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この表を見て思ったこと。
Timesで取り扱っている2台を気に入れば、Timesで借りた方が安く済む。
3時間や6時間の短時間利用なら、Porsche Driveで借りるよりかなり安い。
車種は最新の992型ではないが、初めて911に乗る方には十分だと思われる。
一方のPorsche Drive、これはなかなか良いサービスだと思う。
まず、登録条件が割と優しい。(笑)
比較してみると、料金もそこまで高くない。
車種は基本的に全車種から選べるのが何より強みだ。
それに、本社から借りるという優越感と安心感、虎ノ門ヒルズというセレブな立地。ポルシェを借りるのにふさわしいではないか!と思う。
ポルシェをレンタカーで借りるメリットは?
Porsche Driveにしろ、他社のレンタカーサービスにしろ、ポルシェを借りるのは高い。高い金額を払ってまで、ポルシェをレンタカーで借りるメリットはあるのか考えてみた。
ポルシェに乗るために敷居の高いディーラーに行かなくてよい
ポルシェに乗りたいと思った時にまず行く場所は、正規ディーラーの試乗ではないだろうか。
そう、ポルシェセンターだ。
でも初めての人にとって、ポルシェセンターは敷居が高いはず。
営業マンの方々は「試乗だけでもどうぞ。」と言ってくれるとしても、なかなか具体的に買う予定もない段階でポルシェセンターに行く勇気が出ない。
「乗ってみたいけど、ポルシェセンターに行くほどでもないなぁ。」という方にレンタカーは向いているサービスだ。
試乗より実生活に近い環境で運転できる
ポルシェセンターで試乗できたとしても、試乗車だと高速道路を走ったり、自宅近辺の道路を通ってみることはできない。
それに、試乗のときって興奮しているので、本当に乗り心地を試せているのかどうかは怪しい(爆)
レンタカーなら隣に営業マンは乗っていないし、乗ってみたいポルシェに冷静な気持ちで乗ることができる。
見慣れた自宅近くを運転してみることもできる。
憧れのポルシェでどこでも行きたい場所を運転することができるのだ。
買うより安い!?
ローンで買った場合と月に1回レンタカーを借りた場合のコストを比較してみる。
我が家のマカンはオプション込み1,000万円くらいのクルマをパワーローンで購入したのだが、その月々の支払額は約10万円。
それに対し、マカンSをPorsche Driveで借りると週末3泊4日で96,000円。
「週末借りるだけで約10万円って高いなー。支払額とほぼ同じじゃん!」と思うところだが、冷静になって考えてみる。
毎週末マカンに必ず乗るかというと、そうとも限らない。
さらには、毎月必ず3泊4日分乗っているかというと、やはり怪しい。
そう考えると、実際に購入すると維持費や駐車場代等もかかってくることを考えると、週末の連休に1回10万円程度でマカンを借りることができるのは決して高すぎる値段設定ではなさそうだ。
お手軽にポルシェ体験を
ポルシェでよく言われることば。
「乗ればわかる」
百聞は一見(一乗?)に如かず。というポルシェ。
レンタカーはポルシェを手軽に試せるチャンスのひとつ!
ただし!!乗ったら乗った分だけほしくなっちゃうかもしれないので、ご注意くださいね!