マカンのオプションを初心者の方にもわかるように説明するオプション解説シリーズ。
第2弾はシート編。
クルマのオプションというと外装ばかりに目が行きがちだけど、
クルマは、実は外から見るよりも中で過ごす時間の方が長い。
その車内の印象を大きく左右するのがシートだ。
マカンのシートと1口にいっても、デザインは3種類(+1種類)、素材は4種類、カラーは7種類と多岐に渡るので、それぞれについて解説してみる。
Contents
シートデザイン
マカンで選べるシートのデザインは大きく分けて3種類ある。
- 8wayコンフォートシート
- 14wayコンフォートシート 電動調整パワーシート(メモリーパッケージ)
- 18wayスポーツシートプラス 電動調節アダプティブスポーツシート(メモリーパッケージ)
wayの数が大きくなるに連れて、スポーティーさとお値段も上がっていく。
way数の意味は調整可能方向の数
wayの数はシートを動かせる向きの数を指す。
たとえば、リクライニングだけだったら背もたれを起こす+倒すの2way。
シート位置を前後に動かせるようになったら+2wayの4wayとなる。
18wayとなるとシートの調整ボタンもこの数!
使いこなせる気がしない(笑)
グレードによって標準シートが異なる
ベースグレードとSでは、8wayシートが標準。
一方、GTSとTurboモデルは違う。
GTSでは、GTS専用のシートが標準装備。
調節可能数は8wayだけど見た目は18wayスポーツシートとほぼ同じというシート。
ヘッドレストに「GTS」と書いてあるのもカッコイイ!
ここから14wayや18wayシートへのアップグレードも可能。
Turboはなんと18wayスポーツシートプラスが標準装備!
シートは素材と色で選ぶ
シート選びはインテリア選びで最も重要と言っても過言ではないと思う。
暗めの色、明るめの色、鮮やかな色。シートの色次第で車内の印象はガラッと変わる。
シートのカラーオプションは大きくはその素材によって分類される。
スタンダード
スタンダードインテリア(アルカンターラ)と表記される。
素材はほとんどが合皮。合皮といってもベタベタした安っぽい合皮ではなく、しっとり触り心地がいい。
アルカンターラは起毛のようなスエードのような手触りの合皮で、シートの背もたれや座面の一部に使われる。
本革は一部(ハンドルやギアなど)に使われている。
パーシャルレザー
スタンダードインテリア(パーシャルレザー)と表記される。
ダッシュボードの上面、センターコンソール、ヘッドレスト、ドアノブなどの部分にレザーを使用。その他の部分は合皮。
よく見える部分やよく触れる部分がレザーになっている。パーシャルといえど、かなりの部分がレザーになっているように思う。
オールレザー
レザーインテリアと表記される。
ほとんど全ての面がレザーになる。
ナチュラルレザー
「自然な風合いを残したレザーを使用します。」とのこと。
高級レザーと理解している。
シートカラーは6種類
単色はブラック、アゲートグレー(濃いめのグレー)、エスプレッソの3色。
2トーンカラーが、ブラック/モハーヴェベージュ、ブラック/ガーネットレッド、アゲートグレー/ペブルグレーの3種類。
色彩学的には、明るい色の方が広く、暗い色の方が狭く見える。
明るいベージュの代車パナメーラに乗ったときはその開放感に驚いた!
(これはマカンにはない色設定だが)
一方で、暗い色の方が汚れが目立ちにくいというメリットもある。
我が家のマカンは子どももいるので、汚れが目立たないようにという理由でシートカラーはブラック。
シートのオプション料金表
シートの価格は素材とカラーの組み合わせで決まる。
ベースグレード/S
カラー | イメージ | スタンダード | パーシャル レザー |
オール レザー |
ナチュラル レザー |
ブラック | +0円 | +257,686円 | +529,630円 | ||
アゲートグレー | +0円 | +257,686円 | +529,630円 | ||
ブラック/モハーヴェベージュ | +37,686円 | +295,371円 | +600,927円 | ||
ブラック/ガーネットレッド | +295,371円 | +600,927円 *14way/18wayシートのみ |
|||
アゲートグレー/ペブルグレー | +600,927円 | ||||
エスプレッソ | +733,334円 |
(2020年2月末現在)
レザーは当たり前だけど高いなぁ。
こげ茶のエスプレッソが素敵!!って思ったんだけど、ナチュラルレザーしか適用がなく70万越え!!
GTS/ターボ
カラー | イメージ | GTSアルカンターラ *GTSのみ | パーシャル レザー |
オール レザー |
ナチュラル レザー |
ブラック | パーシャルレザー:+0円 オールレザー:+271,945円 |
+0円 | +271,945円 | ||
アゲートグレー | +0円 | +271,945円 | |||
ブラック/モハーヴェベージュ | +37,686円 | +343,242円 | |||
ブラック/ガーネットレッド | +37,686円 | +343,242円 | |||
アゲートグレー/ペブルグレー | +343,242円 | ||||
エスプレッソ | +475,649円 |
(2020年2月末現在)
GTSレザーパッケージ、アルカンターラを含む
GTSのみで選べる。シートセンター、ドアアームレストにアルカンターラが使用されている。パーシャルレザーかオールレザーを選べる。
GTS/ターボになってくると、レザーをほとんど使わないスタンダードシートがなくなってくるのね。
実用性と憧れのバランス
車内のイメージを大きく左右するシート選び。
実用性を選ぶなら合皮でいいし、色も汚れにくいカラーならなんでもいいかもしれない。
でもやっぱり赤いスポーティーな内装とか、明るいカラーの内装って、素敵!!
無難ではない色を選ぶことで、より「自分らしさ」も高められる。
今は合皮のブラックシートに乗っているけど、いつかはオールレザーの明るいシートカラーのマカンに乗りたい!!!
もし子どもがいなかったら、アゲートグレー/ペブルグレーのような明るいシートを選んでみたい!汚れるリスクはあるけど、絶対広々感じるし、カッコイイ!
それにしても、ツートンってかっこいいなぁ。はあぁぁ(ため息)