ポルシェを新車で購入すると、「新車保証」が3年間付帯する。
保証期間は3年で打ち切りではなく、任意で延長することが可能だ。
その延長可能期間は、なんと新車登録から15年までと長い。
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ポルシェ15年保証は業界トップクラスの長さ
15年間も保証を付けられるということは、「15年間壊れない自信がある」と言い替えられるのではないだろうか。
これ、かなりすごいことでは!?
クルマは長くても10年くらいで乗り替える人が多い。
2018年3月末のデータで、一般乗用車の平均使用年数は13.24年と報告された。
(自動車検査登録情報協会より)
平均使用年数以上の保証期間を与えるポルシェ。すごい。
それだけ壊れにくく、保証制度が成り立つと言うことだ。
他の自動車メーカーと比べてみても15年は異様な長さだ。
国産車だとトヨタやマツダで5年、ホンダや日産で7年だ。
ドイツ車では、ベンツは5年まで延長可能。アウディは12年と長いが、ポルシェの15年には届かない。
ポルシェの15年がいかに長いかがわかる。
なお、フェラーリはポルシェと同じく15年まで延長可能らしい。フェラーリもさすがだ。
車種別延長保証料
車種別の延長保証料金は以下の表のとおり。
1年保証または2年保証から選ぶことができる。
1年延長保証 | 2年延長保証 | |
911シリーズ | 132,000円 | 241,450円 |
ボクスター・ケイマン | 102,300円 | 187,000円 |
マカン | 114,400円 | 209,000円 |
カイエン | 128,700円 | 235,400円 |
パナメーラ | 133,100円 | 243,100円 |
(消費税10%込み、2020年7月現在の料金)
なお、2年保証は新車登録から8年未満のクルマに限り選ぶことができる。
新車登録から8年以上経っている場合は、1年保証を毎年更新していくことになる。
*ワイパーブレード、タイヤ、ブレーキパッドなどの消耗品は保証対象外
延長保証はつけるべき?判断基準
保証料は1年ないし2年で、10~25万円。一度に払う金額としては高額だ。
付けるかどうか迷う人は以下の点も踏まえて考えてみてはどうだろうか。
月々1~2万円の保証料は決して高くはない
10万円以上の金額を見せられると「高っっっ!!」と感じてしまうが、金額を12ヶ月(または24ヶ月)で割ってみてほしい。
月々たったの1~2万円で保証を受けられることになり、その金額は決して高くはないだろう。
1回修理を受ければ元は取れる
もし保証を付けずにいてクルマに故障が生じた場合、修理代はいくらになるのか?と言う点も気になる。
もちろん壊れた内容によって金額は異なるが、一度自費で修理を受けると10万円は軽く超えることが多く、1年分の保証料は元を取れてしまう。
オプションが多い場合は故障が多め
故障はエンジン等の部分よりも電気系統に起こりやすいと言われている。
オプションが多く付いているクルマはより電気系統が複雑で、故障のリスクも高いと予想される。
また、カイエンやパナメーラのEハイブリッドモデルも電気を多用しているので電気系の故障を誘発しやすそうなイメージがある。
オプション多め、ハイブリッドモデルなどの条件に当てはまる人は、保証を付けておいた方が安心かもしれない。
保証延長率は6割らしい
実際に保証を延長する人の割合は約6割。
みんな結構悩むらしい。
4割の人は保証を延長しないので、延長しないと言う選択も少なくない。
一旦やめてもまた保証に加入できる
普通、延長保証は一度やめたらもう一回付け直すことはできない。
でもポルシェでは一旦保証から抜けた場合でも再度保証制度に加入することができる。
「スタンドアローン」と呼ばれている保証制度だ。
保証を延長してきた場合に比べて割高だが、保証が切れている状態で買った中古車にも一定の条件を満たせば適用可能なので、保証を付けたい人には嬉しい制度だ。
スタンドアローン料金表
1年延長保証 | 2年延長保証 | |
911シリーズ | 175,450円 | 285,450円 |
ボクスター・ケイマン | 145,750円 | 230,450円 |
マカン | 157,850円 | 253,000円 |
カイエン | 172,150円 | 278,850円 |
パナメーラ | 176,550円 | 287,100円 |
(消費税10%込み、2020年7月現在の料金)
保証制度も充実しているポルシェの強み
説明してきたように、ポルシェの保証はかなり手厚い。
ポルシェは「安心して長く乗れる」クルマなのだ。
充実した保証制度からもポルシェの「クルマに対する自信」が感じられる。