オプション選び

【ポルシェ】オプションはたくさん付けるべきか?削るべきか?

マカンを買う時に誰もが悩むこと。

いや、マカンに限った話ではない。ポルシェを買う時に悩むこと。

「買うかどうか」の次に悩むのは、「何のオプションを付けるか」ではないだろうか。

夫はマカンを買う前、ひたすらコンフィギュレーションをしていた。

オプションについて、徹底的に調べていた。

オプションは安いもので数万円ほど〜、高いものだと数十万円する。

どれも高額だ。

自分にとって本当に必要なのはどれか、よく見極める必要がある。

気付くと欲しいオプションが多すぎてしまって、さらに悩み込んでしまう。

結局のところ、オプションはたくさん付けた方がいいの?あまり付けない方がいいの?

どちらが正解なのか、考えてみた。

オプションを減らすメリット

ポルシェ界において、オプションはあまり付けない方がいい。という考え方はある意味定説なのでは?

その理由を説明していこう。

安く済む

当たり前だが、オプションが少ないほうがオプション費用がかからないので、トータルで安く買うことができる。

初めてのポルシェだと、つい「あれも・・・これも・・・」とオプションをモリモリ付けたくなってしまいがち。

でも実はなくても何とかなる。乗り始めてみて、「なくても平気だったな」と感じることも多かったりするのだ。

オプションを積み上げていくと軽く次のグレードの本体価格まで到達してしまう。

オプションは一つひとつが高額だ。

極力オプションを削ぎ落とすことで、費用をグッと抑えることができる

「素」の走りを楽しめる

また、ポルシェは「走り」を楽しませてくれるクルマ。

ポルシェを買いたい人のほとんどは、ポルシェのオプションが欲しいのではなく、ポルシェの「走り」に魅力を感じているのではないだろうか。

オプションが少なくてもポルシェの走りは変わらない。

むしろ、オプションが少ないほうが「素」のポルシェらしい走りを楽しめるとも言われている。

夫も、「走りが楽しいから、クルコンを使わず自分で運転したくなる。」と言っていた。

だから、オプションは極力削ぎ落としたポルシェにも、「個性」は大いにある。

値落ち幅が少なくなる

次に売る時の下取り価格を考えてみる。

よくある大衆車では、新車で買ったクルマでも、買った瞬間にそのクルマは「中古車」になり、価格はガクッと半減する。数年後、売る時には価値がほとんど残らない。なんてこともある。

ポルシェの場合、売る時に価値が残らないなんてことはまずない

例えば3年乗る想定で残価ローンを組むと、3年後の残価率は40%と設定されるが、普通に乗っていて40%を切ることはほとんどない。事故を起こしたり、改造したり、使い方に難があればこの限りではないが。

50%以上もの価値が残ることもあり得る。

ただし、この「40%」「50%」のベースになるのは、新車の「本体価格」だ。

下取り時査定のときに、オプションがどれくらい付いているか、オプション費用の部分は基本的に上乗せされない。

最初に高い金額をかけてたくさんのオプションを付けても、売却時にはその価値はほとんど査定されない。

つまり、オプションが付いていないクルマも、オプションが盛り沢山のクルマも、査定価格は同じくらいになってしまうということ。

だから、オプションが少ない方が相対的に値落ちしにくい

リセールバリューの観点では、オプションが少ないほどオトクと言えそうだ。

新車で買ったポルシェの1年後の値落ち率は? 夫は当初より新車で買ったマカンの査定額の下がり方を意識している。 新車を購入したとたん、そのクルマは新車から中古車になる。 ...

 

オプションを増やすメリット

オプションを減らすメリットをみてきたが、逆に増やすメリットはあるのだろうか。

快適に乗れる

オプションを増やすほど、その分快適性が増す。

当たり前だけど、「あった方が便利。」「あった方が楽。」というのは真実。

お金がかからないならオプションは全部付けたい!と思う人もいるのでは?

シートヒーターやシートベンチレーションなどは快適性UPの典型的なオプション例で、なくても何とかなるんだけど、あると重宝するんだなーという類のもの。

付ければその分だけ便利になる快適になる

所有欲とレア感が満たされる

自分だけのポルシェを作っている満足感が得られる。

オプションが多いほど希少性が増す。

自分がカスタマイズしたポルシェに乗っているという充足感

 

え?ただの気持ちの問題?と思うかもしれないが、ポルシェを所有する場面においてその「満足感」は極めて重要。

ポルシェ欲求は、

  1. ポルシェに乗りたい。
  2. ポルシェを所有してみたい。
  3. 自分だけのポルシェを作りたい。

とレベルが上がっていく。

自分が選んだオプションを装備したポルシェを「ポルシェに作らせる」という満足感は、ポルシェ欲求の中でもかなり高いレベルなのでは?と思う。

削るか?盛るか?の判断基準

一言で言えば、予算とのバランス。これに尽きる。

それを見極めるのに、以下のような視点も持っておいて欲しい。

誰が乗る?

自分一人だけが乗るのか。

家族(特に子ども)と一緒に乗ることが多いのか。

それによって、求めるクルマのスタイルも変わってくるだろう。

家族も一緒に乗る方が多いなら、例えばパノラマルーフを付けたり、後部座席にモニターを付けたり、車内の娯楽性を高めた方が家族の満足度も高くなるだろう。

一方、自分一人だけが乗ることの方が多いなら、車内の快適性はそこまで意識しなくても、純粋に運転を楽しめればいいだろう。

何台持ち?

クルマを複数台所有しているのか?もしくは複数台所有する予定があるのか?

快適性抜群のファミリーカーを別に持っているなら、ポルシェはそこまでオプションを意識しなくてもいいかもしれない。

でも、クルマは家族で1台だけで、あらゆる用途に1台のクルマを使い倒す、というなら、この1台にオプションを盛り込んで使い勝手が最高のクルマにしておくのがよいという考え方もある。

何年乗る?

リセールバリューのことを考えて、オプションは減らそうかな・・・なんて思っている人、よく考えてみてほしい。

そのクルマに何年乗る予定でいるのか?ということを。

普通はクルマを買ったら5年は乗るのでは?

5年間も乗るのに、オプションを削ぎ落としてしまってよいのか?

長く乗ることを考えるなら、ある程度の快適性はあった方長く乗れるだろう。

オプションを削りすぎて不便だなと感じてしまうほどだったら、5年間も乗り続けられなくなってしまう。

長く乗れば乗るほど、ローン残高は減っていき、下取り価格の方がローン残高を上回っていく。長く乗るほど、売る時に手元に残る金額(=下取り価格ーローン残高)が多く残るのだ。

1年ぽっちで売り払う予定なら、オプションを削ぎ落とした方がリセールバリューがいいのは事実。

だけど、長く乗る想定なら、下取りにほぼ必ずプラスが出る。

だからリセールバリュー以上に快適性を意識した方がいい。そうすれば、「長く」「快適に」クルマを楽しむことができる。

ライフスタイルに合ったオプション選びを

オプション選びは本当に迷宮。

考えれば考えるほど悩ましい。

わからなくなったら、誰のために」「どういう場面で」クルマに乗るのかという点に立ち戻って考えてみて欲しい。

それでも迷ったら、誰かに聞いてみると良さそう。

私もブログ読者の方から「これは付けたほうがいい?」「このオプションってどうなの?」という質問を問い合わせをいただくことがある。その質問を夫と共有し、夫婦で一緒に悩ませてもらったりしている。
お問い合わせ、大歓迎です!

また、ポルシェセンターの営業マンには絶対に相談したほうがいい。オプションに関する知識はプロフェッショナル。様々なタイプの方にポルシェを売り、その後の「あってよかった」「なくてもよかった」の情報も多く持ち合わせている。なのできっと良いアドバイスをくれると思う。

皆様にも、唯一無二のポルシェとの出会いがありますように!

 

POSTED COMMENT

  1. かんた より:

    はじめまして
    こちらのサイトを参考にして先月契約しました。
    オプションの選択等ではかなり勉強になり
    いまだにコンフィギュレーションしては楽しんでます。

    • Yumi より:

      かんた様
      ご契約おめでとうございます!!
      ありがとうございます!そう言っていただけて本望です。
      コンフィギュレーションは契約後もやりますよね笑
      これから納車まで待ち遠しいですね。よかったら乗ってみた感想など教えてください^ ^
      今後ともよろしくお願いいたします。

      • かんた より:

        Yumi様
        納車はまだまだ先になります。
        更新楽しみにしておりますので
        よろしくお願い致します。

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