当ブログにアクセスしてくださる方で、結構多いキーワードが「ポルシェ 買い方」という言葉。
ポルシェを買おうと思う方って、ほとんどの人は初めてクルマを買うわけではないだろう。
クルマの買い方って、ポルシェも日本車も同じはずなのに、なぜこんなキーワードで検索をするのか。
その答えは、きっと、初めての人ってポルシェの敷居が高いのだと思う。
買う時のイメージが沸かない!って感じなんだろうな。と思っている。
だから、そんな方にむけた記事を書いてみる。
ポルシェの買い方にはいろいろな方法がある。新車、中古車、個人売買・・・いろいろな買い方があるが、今回は最も正規なルートである「ポルシェセンターで新車を買う」時のプロセスなどを説明していこうと思う。
Contents
ポルシェは基本的にオーダーメイド
ポルシェの新車の中には、オーダーメイドで発注する新車と、すでに出来上がって在庫としてある新車の2パターンがある。
在庫車は台数も少なく、気に入ったクルマに出会えるのはかなり稀。特に今はコロナの影響で生産停止していた期間があるので、在庫はかなり薄いらしい・・・
となると、やはり新車購入は「オーダー」が第一選択になってくる。
ポルシェの新車オーダーは他メーカーとはかなり違う。
何が違うかというと、選ぶオプションの多さだ。
見た目だけでも、ボディカラー、シートの素材、シートカラーはもちろんのこと、外装パーツの素材や色、背面のPorscheロゴの有無や色、シートベルトの色に至るまで、非常に細かい部分まで選ぶことができる。
他にも走りに関するオプション、快適性を上げるオプションなど、オプション総数は100以上にも及ぶ。
オプションの組合せを試して費用計算できる「コンフィギュレーター」というツールがポルシェの公式サイトにあるが、初めての方には選ぶ項目が多すぎてかなり難しいだろう。
でも、ポルシェを理解する上でコンフィギュレーターは欠かせない。
コンフィグしまくっていると買う前からポルシェのことが理解できるようになり、気づけば「趣味:コンフィグ、特技:コンフィグ」状態になりポルシェオタクへ変貌していく。
コンフィグを使いこなせるようになったら、予習はバッチリだ!難しいのでできなくても全然大丈夫。ポルシェセンターで教えてもらえます。
新車発注はポルシェセンターで
新車の発注は日本全国のポルシェセンターで行うことができる。
ポルシェセンターは全国に44箇所。(2020年8月現在)
自宅から通いやすく、気に入ったセンターを選ぼう。
行く時は事前に電話で予約して行った方が安心かも。土日は特に混雑する。
ノーアポでももちろん対応してもらえるが、ものすごく混雑している時だとゆっくり質問などできない可能性もある。
ポルシェセンターも混むことがあるというのは私も驚きだった。ポルシェを買うほどのお金持ちがそんなにたくさんいるなんて・・・
展示車を見に行く
まず、ポルシェが欲しいと思ったら、ポルシェセンターに行って展示されている車両を見てみよう!
触っていい展示車だったら、実際に乗り込んでみることができる。
座り心地、空間の広さ、視界の広さなど、かなりイメージが膨らむはず。
ポルシェセンターは子連れにも優しい。
試乗させてもらう
展示車を見るのと同様に、実際に最新モデルに試乗させてもらうことができる。
ただし、ポルシェの場合は同じ車種でもグレードがたくさんあったり、付いているオプションも様々なので、試乗できる車種は限られてくる。
エアサスが付いたマカンGTSに試乗したい!なんてマニアックな依頼は受け付けられないこともある。
各ポルシェセンターでは、各店が保有している試乗車とは別に、全国のポルシェセンターで共有して持ち回っている試乗車もある。
ターボなどの上位グレードモデルや限定モデルなどは、持ち回りで数週間~1ヶ月くらいのスパンで移動される。
お目当ての車種とグレードが固まっている場合は、事前に電話予約で希望モデルを伝えておこう。
グレードで迷っている場合などはとりあえずその時あるモデルに乗ってみるだけでも、ポルシェの良さは十分に体感できると思う!
いざ試乗するときはきっと興奮のひととき!
ぜひ満喫してください!!
必ずポルシェ欲は増します(笑)
発注内容を相談する
展示車や試乗車で買いたい気持ちが強くなったら、ポルシェセンターの営業マンに発注する車種とオプション内容について相談しよう。
お店のパソコンで一緒にコンフィグしてくれるだろう。
付けたいオプション、迷っているオプションなどを相談しながら、自分だけの一台を作り上げていく。
オプション選びは大いに悩もう!
私もブログ内で何度もマカンのオプション選びを記事にしているが、「絶対付けたい!」とか「いらないかな」とか、時期によっていうことがちがっていたりもする(爆)
人によっても、タイミングによっても、必要なオプションは異なるのだ。
どれを付けて、どれを外すか。これは誰もが通る道。
ポルシェセンターの営業マンはたくさんの人にポルシェを売ってきているので、オプション選びのノウハウもお持ちなので、どんどん質問しよう。
買うかどうかの決断をする
コンフィグで欲しいポルシェが固まってきたら、あとは予算と相談して買うかどうかの決断をする。
買い方はローンを組んでもいいし、残価ローンという方法もあるし、もちろん現金一括も可能だ。
ポルシェはお金持ちのクルマだから現金でポーンと買う人が多いのかと思っていたけど、現金一括よりもローンを組む人の方が多いらしいのでご安心を!!
買うと決めたら契約をする。
初めてポルシェセンターに行ってから発注をするまで、数週間から数ヶ月の時間がかかるのが普通。じっくり考えて決めよう。
当日中に済ますという猛者もいるらしいけど、タイミングは人それぞれ。
契約が済んだら、あとは納車の連絡を待つのみだ!
新車オーダーでよくある質問
新車をオーダーする際に気になることをまとめてみた。
発注から納車までどれくらいかかる?
だいたい半年から8ヶ月ほどをみておきたい。
長いと1年かかるケースもある。
ポルシェの場合は、1ヶ月あたりに生産できる「枠」というものが決まっており、その枠が各国や各ポルシェセンターに割り当てられている。
そのため、枠を超えた発注は翌月以降の生産枠にまわされてしまう。
何月の生産枠に入れるかどうかによって、納期に幅が生じてくる。
今発注すると、何月の生産枠で何月の納車になるか、ポルシェセンターで確認すると目安を教えてもらえるだろう。
ぶっちゃけ、値切れる?
基本的に新車は値切れないと思っていた方がいい。
在庫車の場合、時期によってはキャンペーンで割引があったりすることもあるようだけど、オーダーメイドの新車は値切れた!という話をあまり聞かないので、期待はしないように。
聞くだけ聞いてみてもいいかもしれないけど。聞くだけね。
左ハンドル車がほしいんだけど?
日本向け左ハンドル車の製造はかなり絞られている。
説明したように日本向けの生産枠というものが固定されていて、さらに左ハンドル車の生産枠も決まっている。
また、日本向け左ハンドル車の発注は「1年間のうち4月のみ」と決められていたり、新型パナメーラ(971後期型)では左ハンドル車の製造はないと発表されている。
今後、日本向け左ハンドル車の製造はどんどん絞られていき、左ハンドルが欲しい人にとっては今後はかなり厳しい状況になりそう。
左ハンドルがほしかったら、中古車とか並行輸入車の方が可能性が高いかも。
ポルシェへの第1歩はポルシェセンターから
ポルシェセンターは敷居が高い・・・と感じてしまいがちだけど、そんなことはない。
ポルシェが好き!という気持ちを伝えれば、きっと快く相談に乗ってくれる。
買う!と決めてからポルシェセンターに行くのもよし。
買うかどうか迷っているからポルシェセンターで相談するもよし。
まだ買えないけど、将来買うときのイメージを作りたいからポルシェセンターに行くもよし!
運命の1台に出会えますように・・・!!