フェラーリやら911やらボクスターやら、日々調べ続けている。
全く飽きる様子はなく、購入に向けての本気度は高まっているように見られる。
あるとき、こんな話をした。
夫「俺、マカンと2台目のクルマ、2台を同時に愛せるかな。」
2台目のクルマを持つ時の悩み
私「、、、!?不倫しているわけじゃないんだから、何の心配してるの?」
夫「ほら、クルマを2台持つのって初めてだからさ。」
私「ふむふむ。(もう持つ気でいるのか。)」
夫「どっちも大切で、優劣つけられないんだよ。」
私「2台目買ったらそっちばかり乗っちゃいそうってこと?」
夫「それもある。でも俺はマカンも本当に大事。」
二股で悩む男の話かと思った。(爆)
車を2台持つことへの懸念
2台持つことのデメリットとして真っ先に浮かぶのはコストのことだ。
当然、2台目となればその購入費用、駐車場代、車検費用や税金もかかってくる。単純に考えて車の費用は倍だ。
夫が言うには、購入費用や維持費の問題だけではないらしい。
たしかに、マカン1台のときはマカンだけに時間をかけることができた。
細かいメンテナンスも週末の洗車も、1台だから丁寧にできた。
2台になったらそれだけ管理は大変になるわけで、限られた時間の中でどれほど手をかけてあげられるか心配している様子。
片方だけに乗ることが多く、片方は乗らずに放置、となることも懸念していると言う。
愛情が薄くなる方の車が可哀想だという。
2台を平等に乗り、平等に管理する
夫のプランとしては、マカンは週末の家族でのお出かけ用。
2台目はスポーツカーが希望で通勤やその他の用途に、と棲み分けて乗る予定。
そのため、乗る頻度がどちらか一方に偏るということは避けられそう。
洗車の頻度も落ちるかもしれないが、自分で手洗いするだけではなく、外でお金を払って手洗い洗車してきてもいい。
2台の管理を両立することはできそうだ。
夫の中に残るモヤモヤ。
ではいいのではないか。
何の問題もないのでは?
夫が言うには、気持ちの問題らしい。
普段特に心配事の少なそうな様子の夫が、めずらしく真剣に悩んでいたので笑ってしまった。
クルマも家族の一員
でもこれはとても興味深い話題だった。
たしかに、私も子どもが生まれる前は、先に飼っていた犬と生まれて来る子どもと、同時に手をかけていくことができるかが心配だった。
同時に、平等に、二人に寂しい思いをさせないように、そんなことできるかな、と思っていた。
実際生まれたあとになって思うのは、同時に平等に手をかけることは全くできていない。
やっぱり犬の方が聞き分けがよいこともあって、犬にはお兄さんとして我慢してもらう機会も多い。
でも飼い主として犬に対する愛情が薄まったことはなく、むしろ子どもが生まれる前以上に可愛がりたい、大切にしたいと言う気持ちは強くなった。
触れ合える時間は減っても、その限られた時間ではめいっぱい遊んであげるし、たくさんスキンシップをする。
人が与える愛情というのは測れるものではない。与える量に上限があるものでもない。
家族が増えたことで、犬に対しても子どもに対しても愛情は大きくなったと思う。
自分の周りがそういう愛情でいっぱいになっていくのはとても幸せなことだな、と思った。
そして、夫がクルマに対してそういう気持ちを抱いていることに感心した。
クルマは物ではなく、家族なんだな、と気付かされた。
クルマがあるからライフスタイルの幅が広がって、今は私たち家族にとって欠かせない存在。
これからもしもう1台加わったら、私たち家族のライフスタイルがさらに充実したものになっていくと思うと、クルマに感謝。夫に感謝。
恵まれた環境に感謝。
クルマに対する新しい見方を発見できた、日常会話だった。