北米ポルシェが第三四半期の車種別販売台数を発表した。(北米ポルシェニュースリリースより)
7月から9月度の販売台数は合計で15,548台。なんと!!前年同期比で+5.0%の伸びだ。
コロナの影響はもうどこへやら。前年比プラスに回復してきた。
北米は苦戦中?
2020年、北米のポルシェ販売台数は1月から9月までの9ヶ月間で39,734台。
あと3ヶ月を残して、前年比-12%で推移している。
北米ポルシェ販売台数(1月〜9月累計)
やはりコロナの影響で上半期の販売台数が大きく落ち込んだことが大きく影響している。
車種別でみても、ほとんどの車種で前年より販売台数を落としている。しかし、911は前年とほぼ同じ台数(前年同期比+1%)を販売している・・・!!
911、やはり強い!!!
911を買うような超富裕層(?)はコロナ禍においても、財政面であまり影響を受けないのかなーと勘ぐっている。さすがだなぁ。
パナメーラがかなり販売台数を落としているのは、コロナの影響もあると思うけど、もしかしてパナメーラのユーザー層がタイカンに流れたのでは!?
北米は中古車市場が躍進中!
新車販売台数ではなかなか厳しい状況の北米ポルシェだが、一方で認定中古車の販売台数は成長している。
北米では、認定中古車のことをPorsche Approvedとか、CPO(Certified Pre-Owned)と呼ぶ。
CPO販売台数は、2020年第三四半期までの累計で20,194台、前年同期比+11%の販売台数を記録!
新車はちょっと落ち込んでいるけど、中古車は結構売れているという状況。
今年の3月から5月にかけて本社のポルシェ製造工場が停止していたので、新車は納期の遅れなどの理由で伸び悩んでいる反面、中古車に流れる人たちがいるのかもしれない。
それにしても、北米は新車と中古車合わせて、9ヶ月間で約6万台ものポルシェを売っているというのは驚異的。さすが世界ナンバーワンのポルシェ市場だ。
日本の販売台数は?
では、2020年、日本の販売台数はどうだろう?
2019年は年間で7,192台売り上げた。
日本は第三四半期までの販売台数は発表されていないが、上半期1月〜6月の日本だけの販売台数は3,675台だった。これは前年比14%近くの伸びだ。
まさかのコロナ禍で昨年より売れている日本のポルシェ。
日本のみなさん、すごすぎます!!
2020年下半期は、ドイツ本社の工場停止の影響が強く出てきている。納車の遅れや在庫車の品薄状態といった状態が蔓延している最中だ。
そのため、上半期は好調だったものの、2020年の販売台数は前年を超えられるかは微妙かな?と思っている。
でも、ブログには最近、マカンご納車の連絡を多くいただいているんです!!
納車は遅れながらも、順次行われていて、結構売れている気もする。
マカンのカタログも人気すぎて全国的に在庫がないらしい。
ポルシェは過去10年連続で前年よりも販売台数を成長中という大記録を持っている。
今年も記録を更新して11年連続を達成することはなかなか厳しいかもしれない。
でも、残り3ヶ月、1台でも多くのポルシェが売れたらいいな!と期待している。
あなたのご納車報告、お待ちしています!