アメリカの2020年ポルシェ販売台数が公表された。
(データと写真はPorsche News Release Porsche Reports U.S. Retail Sales for 2020より)
アメリカは日本よりもドイツよりもデータ発表が早い!
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57,294台を販売!史上2番目
2019年は初の6万台を超えたのに対し、2020年の販売台数は57,294台と、コロナの影響もあり-6.9%と前年を下回る結果になった。
下がったとはいえ、2019年は北米ポルシェ史上で最も販売台数が多かった年。
2020年は北米ポルシェ史上で、2019年に次ぐ2番目の販売台数を叩き出した。
累計で2,000万人以上のコロナの感染者が出ているアメリカでこの販売台数は快挙!
日本は7,000台くらいの販売台数なので、まさに桁違い。
北米市場の規模感、さすがです!!
車種別レビュー
タイカンは初年度で4,414台を販売
2020 | 2019 | variance | |
Taycan | 4,414 | 130 | >+100% |
2020年はタイカン元年。
正確にいうと、アメリカでは2019年末から一部でタイカンの納車が始まっていたらしい。
初年度にも関わらず、4,414台もの販売を記録した。
すごい・・・!!
カイエンが好調
2020 | 2019 | variance | |
Cayenne | 18,092 | 19,001 | >-4.8% |
カイエンも前年同水準の販売台数を記録!
マカンの販売台数に迫る勢いで、カイエンが売れている!!
カイエンクーペが人気だったのだろうか。たしかにかっこいいよね。
アメリカの場合は、土地も広いし、体も大きいし、実はマカンよりカイエンの方が合っているのかも?
マカン、パナメーラが苦戦
2020 | 2019 | variance | |
Macan | 18,631 | 22,667 | -17.8% |
Panamera | 3,870 | 6,625 | -41.6% |
マカンとパナメーラが販売台数を大きく下げた。
マカンブロガーとしてはちょっと残念な結果に。
カイエンが好調だったので、そちらに流れたのかなと推察。
2019年は後期型マカンが出たばかりでたくさん売れたのかもしれない。
カイエンに迫られているとはいえ、マカンがトップであることは変わりなし!
さすがマカン、やっぱりマカン!!
パナメーラが大きく落としているのは、まちがいなくタイカンの影響でしょうな。
911、718もそこそこ売れた
2020 | 2019 | variance | |
911 | 8,840 | 9,265 | -4.6% |
718 | 3,447 | 3,880 | -11.2% |
スポーツカータイプのクルマは生活必需品というよりも趣味のクルマだと思うので、販売台数が大きく減るかと思っていた。
でも、そこまで減っていない印象。
うーん、やっぱりスポーツカーを買えちゃうすごい人たちは、コロナ禍にも動じなかったんだな。
中古車市場が好評
実は中古車の方が売れたあwしい。
アメリカのポルシェ認定中古車は2020年、27,261台の販売台数だった。前年比+8.6%の成長。
2020年はコロナの影響で、
- 新車は納期が不安定
- 経済的負担も少ない
という理由から、新車よりも中古車を購入する人が多かったかもしれない。
新車中古車合計で8万台以上のポルシェを販売しているアメリカ、すごすぎる!
日本のみなさんも、がんばっていきましょう!!(何目線?笑)