マカンの実際の燃費はどのくらいか?
ネットで調べると13Lとか驚異の数字が出てくることがあるが実際はそんなわけあるまい。
うちのマカンは前期型2018年モデルのマカンS。
これで実際に運転してみた燃費感覚は以下のような感じだ。
マカンの燃費実測値
高速道路順行の場合
高速道路を90~100kmくらいで順行している時。
マカンにとって最も快適な走行状況だろう。
この時の燃費はだいたい
8.5~9.5km/lくらいだ。
マカンSの燃料タンクは65Lのガソリンが入るので、一度満タンにすると高速だけなら500km~600kmは走れる計算になる。
500km走れれば申し分ない。
しかし、実際に走るのは高速道路だけではない。
下道ストップ&ゴー繰り返しの場合
ラッシュ時間帯の都内の幹線道路。
朝の通勤時間は特にクルマが多く、信号も多く、とてもスイスイ進めない。
そんなストップ&ゴーの繰り返しとなる混雑した下道の場合、燃費はだいたい
5.5~6.5km/lくらいまで落ちる。
よく通勤でマカンに乗る夫はマカンの燃費の悪さを嘆いている。
これだとガソリン満タンで400km走れない計算になるので、ちょっと残念な印象。
最低燃費レコード
うちのマカンで記録した最も低い燃費。
最低燃費っていうと、良いのか悪いのかわからなくなる。
低燃費=燃費がいいなので、最低燃費は最も燃費が良かった時という意味。
ずばり、13.3km/l!!!
なんと理論値を超えてきた、、、!!
といっても、これにはカラクリがある。
この現場は河口湖から帰る途中、中央道に乗ってすぐのあたりで出した記録。
そう、あの辺は緩やかな下り坂がずーっと続いている。
夫は「ほとんどアクセル踏んでない」と言いながら、マカンの空力に頼りながら、
でも時速80キロは切らないように調整しながら、出した記録。
つまり、ほぼチート。
全く参考にならない値。
だけど、嬉しかったので公開(笑)
マカンの燃費は悪い?
総じて、マカンは燃費が良いとはいえない。
燃費が悪いと、当然ガソリン代がかかって維持費が吊り上がってしまう。
でも、ガソリン代はかかると言っても、車両価格の方が圧倒的に高い。
マカンを買う人がガソリン代をそこまで気にしないのではないか?とも思う。
ガソリン代を気にする人は、もっと低燃費を売りにした国産車を買えばいいのだ。
マカンは、燃費は良くないけど、だからこそ走りで最高のパフォーマンスを発揮してくれる。その楽しみを目的にマカンに乗っている人がほとんど。
燃費の悪さよりも大きな問題がある
燃費が悪いとガソリン代以外にもデメリットがある。
それは給油の頻度だ。
燃費が悪いとそれだけ早くガソリンを使い切ってしまうので、早くガソリンスタンドに行く必要が出てくる。
これが結構面倒!!
夫は通勤で乗ることも多いので、燃費が悪い走り方をせざるを得ず、必然的に給油にもよく行くことになる。
特に、仕事で疲れて早く家に帰りたいのに、ガソリンスタンドに寄らなければいけない状況。
ガソリン代よりも給油に行く義務感に不便を感じている。=お金よりも時間。
燃料タンク増量希望
夫がこうぼやいていた。
夫「海外のマカンならタンク容量増やせるのになぁ。なんで日本はできないんだろ。」
私「え!?そうなの!!?」
アメリカやドイツのポルシェサイトからコンフィグしてみると、確かにある。
燃料タンクを75Lにできるオプションがある!!(以下はドイツ語)
119ユーロ!結構安い!!
調べてみると、アメリカやイギリスでも75Lタンクが選べた。
でも、日本は選べない。65Lタンクのままだ。(ターボだけ標準で75Lタンク)
この10Lの差って結構大きい。
単純計算でも走行可能距離が50~100km近く伸びる。
日本で選べないのはなぜなんだろう?
法律とか規制とか日本独自の問題があるのかもしれないけど、増量タンクが選べるようになったらいいなー。と思っている。