もともとポルシェとはほとんど縁がなかった私。
私たちはマカンを買う前はヴェルファイア(トヨタ)、その前はインプレッサ(スバル)といった国産車に乗っていた。
両親や兄弟が乗っているクルマも、プリウス(トヨタ)とか軽自動車(ダイハツ)などだ。
夫の知り合いの中にはポルシェに乗っているような人もいるらしいが、
少なくとも私自身の身近な人で今ポルシェに乗っている人、過去に乗っていた人はいない。
まず、外車に乗っている人がいない。
私は、まさにポルシェとは無縁の関係だった。
そんな環境の中で、夫がある日突然ポルシェを買った。
そして、私は、ポルシェを買ったなんて知られたら周りの人に驚かれるかな?という心配をしていた。
周囲の人にはわざわざ「ポルシェ買ったよー!」なんて連絡こそしなかったが、年末年始や法事など何かの機会に親族に会ったときに様々な反応があったので、その時の様子をまとめてみる。
関心度別反応まとめ
関心度0%:ポルシェだと気付かない
うちの母の反応は、かなり薄かった。
マカンを見て、クルマを買い替えたことには気づいた。
「何ていうクルマなの?」と聞かれ、なんかポルシェって言うと驚かれそうだから
「マカンだよ。ドイツのクルマなんだよ。」とちょっと控えめに答えてみた。
「へえ。マカン?聞いたことないわ。ドイツのクルマなのねぇ。」と言いながらエンブレムをまじまじと眺めていた。
母は英語が読めない。
海外旅行でレストランに行けば、Fresh salad=フレッシュサラダが読めず、「フィッシュ サラって魚のお皿?どんな料理?」と言い出すレベル。
エンブレムに書いてあるPORSCHEの文字がポルシェだと読めない。ポルシェは英語じゃなくてドイツ語か?
だからポルシェであることは気付かないまま終わった。
言わなきゃ「ポルシェ」だとわからない人もいる。
関心度20%:ポルシェだと気付くけど興味ゼロ
とある親族の集まりで、叔母の軽自動車の隣にマカンを停めていたら
「あんな大きいポルシェが隣に停まってたら怖くてクルマ動かせないわ!」と困っていた。
それがうちのクルマだと知ると、「yumiちゃん!ちょっとどかしてくれる?おばちゃん、怖いわ!この前もベンツにぶつかりそうになって咄嗟に避けたら、逆にあたしのクルマ擦っちゃったの!」と言っていた。
特に言わなくてもポルシェだとわかっていた。
ポルシェもベンツもBMWも高級外車!ぶつけたらヤバイやつ!!
ぶつけたらやばいから、高級外車のエンブレムだけはわかる。という認知レベル。
クルマへの興味はほとんどなく、用がなければクルマの話を振ってくることはない。
関心度40%:ポルシェだと気付くけど興味はそこそこ
マカンを見て、「あ、クルマ買い替えたの?ポルシェなんだねぇ~。」「色はまた白にしたんだね。」「乗り心地、どう?」と軽く話を振ってくるレベル。
ポルシェに興味があるというよりも、日常会話のひとつ。
「今日は雨でいやだねぇ〜」くらいの浅い会話の感覚かな。
それ以後、特にポルシェの話をしてくることはない。
世間話はするけどクルマへの関心はそこまで高くない人。
この程度の関心度の人が圧倒的に多いように思う。
関心度70%:ポルシェに興味津々
うちのマカンを見た途端、
「ほれ!そこに停まってたポルシェ、誰のだい!?え!yumiちゃんのか!いいクルマじゃないか!」とハイテンションで絡んでくる親戚のおじさん。
「いやいや、おじちゃん、私のクルマじゃなくて、夫のクルマだよ。」という説明は耳に入れてくれず、
「おじちゃんが若い頃はな!ポルシェに憧れてな!ポルシェは買えなかったが、いろんなスポーツカーに乗ったりしたもんだ!」と回顧録が始まる。
ほかにも、「yumiのクルマ、カイエンって言うんじゃろ!?ほっほーカッコええじゃないかー!」と目をキラキラさせていってくるおじさんもいた。
ポルシェのこと好きで、カイエンは知っている。でもマカンは知らない。車種名なんてどうでもいいかもしれない。
詳しくないけど、とりあえずポルシェ好き。っていう感じの人。
特に、私たちの親世代、60代以上の年齢層になってくると、ポルシェを始めとする高級外車への強い憧れを持っている人の割合も増えてくる気がする。
年配の男性には、「ポルシェ」というメーカーに食いついてくる人が結構多かったかな。
関心度100%:ポルシェマニア
うちのマカンを見て、「あ、前期型のマカンSだね?オプションどんなの付けた?スポエグ?」なんてマニアックな質問をしてくる人。夫みたいな人(爆)
ポルシェのことを熟知している。
そんな人いるのだろうか・・・。
残念ながら、私の親戚と友人の中にはいなかった。
私が知るポルシェマニアは、夫とSNSでフォローさせていただいている皆様だけかな。
ポルシェへの関心度
ポルシェの認知度はそれなりに高い。「ポルシェ」と聞いて高級車のメーカーであることを知っている人はかなり多いだろう。
一方で、ポルシェへの関心度はさほど高くない。
私の周囲では、一部の年配男性が「ポルシェかー!!!」と食いついてきただけ。この男性陣も特にポルシェに詳しいわけでもなかった。
そのほかのほとんどの人は「クルマに興味がない」タイプが多かった。
ポルシェを見られたら、驚かれるかな?なんて心配は杞憂に終わった。
なんかみんなクルマに興味がなくて、少しさびしかった。
生まれ育った家と親戚は変えられないけど、もう少し交友関係の幅が広いと、リアクションしてくれる友人知人も多かったのかな?と今までの人生を振り返って少し反省した。
ポルシェのシェア
日本では2019年の1年間で約282万台もの新車が販売されたが、その中でポルシェは7,192台。たったの0.3%。
買おうと思う機会もなければ、実際乗ったり見たりする機会も少ない。だからポルシェのことに詳しい人が少ないのは仕方ない。
若者のクルマ離れ?
女性がクルマに興味がないのはわかる。私ももともとそんなに興味なかったし。
男性はクルマに興味がある人が比較的多いかと思いきや、年配の方がポルシェに食いついてきた一方で、20~30代の同世代の男性はクルマへの興味をあまり示さなかった。
実際、私の友人や兄弟で都内に住んでいる人はみんな総じてクルマを所有していない。
旅行などどうするのか聞くと、「電車で間に合う」「たまにレンタカーを利用する」と答える。
クルマを所有すると、駐車場代が高くなり、維持にお金がかかるがそこまでして所有する価値を見出せないという。
その意見、確かにわかる。
たしかに、都内の駐車場は高い。
23区内なら平均して3万円くらいはかかるのでは?もちろん、郊外なら1万円台からあるし、一等地なら月5万超えもあり得る。
ただでさえ家賃も高いのに、駐車場まで払えない。
レンタカーの方がオトクに感じるのも納得。
憧れのクルマと夢
でもポルシェブロガーの私としては、「若者のクルマ離れ」って結構悲しい。
夫がマカンを買ってから、ドライブが10倍以上楽しくなった。
クルマについて勉強していくと、奥が深くて本当に面白い!!
家族の絆も深まる。「ポルシェが」あるライフスタイルって便利とかコスパとかいう考え方を超えてプライスレス。ポルシェに限らず、それが憧れのクルマであればよし。
TwitterとかインスタとかのSNSを見ていると、20代でボクスターに乗っている若者や、30代でファミリーカーにマカンを選んだパパなど、結構ポルシェに乗っている人もいる印象だったけど、そういう人ってごくごくわずかなのかもしれない。
今の10代20代の若者で、憧れのクルマがある人って、どれくらいいるんだろう・・・
もっと若者が「憧れのクルマ」を目指していけるような日本にならないかなぁと願っている。
私ももっともっとポルシェの魅力を発信していこう!