今年の夫の誕生日。
プレゼントはあげる年とあげない年があってまちまちなのだが、今年はプレゼントを用意した。
選んだプレゼントは、家の中でも外出でも履けるジャージ素材のパンツ。
おしゃれジャージは夫もよく着ているので、普段着の足しにしてもらえばと思って購入した。
プレゼントの反応は「返品したら?」
夫にプレゼントを渡し、早速ラッピングを開封してもらうと、
第一声は「ああ。いいね!ジャージね。」
続いて、「色も黒で、使いやすそうじゃん。」
しかし・・・パンツを広げた途端、
夫「だめだわ、これ。履けない。」
・・・
・・・なんでーーー!!?
話を聞くと、パンツの裏面、お尻のあたりにジップ付きのポケットがあった。
夫「このジッパーがクルマのシートに当たるでしょ。シートが傷つくんだよね。」
え・・・?クルマのシート?
話を聞くと、金具の硬いジッパーに、体重がかかると、シートにこすれてシートが傷つくらしい。
夫、しばし考える。
「おれ、クルマ移動しかしないし、たぶんこのパンツほとんど履くことない。・・・返品したら?」
返品だとぉーーー!?
女性にもらったプレゼントを受け取らず、返品するように促すなんて。
なんてひどい!!
と思ったのち、悲しい気持ちになってきた。
ひとしきり感情の起伏を終え、よく考えてみると確かに納得した。
あげたのに使ってもらえないんじゃ意味がない。大事に取っておいて価値が上がる物でもないし。
まだ返品が間に合う日数だったから、返品すれば全額戻ってくる。
そのお金でもっと気に入ってもらえるものを買い直せばいいじゃないか。
と納得。
早速、翌日返品手続きを済ませた。
結論:自立した人へのプレゼント選びは難しい
一旦これで今回の誕プレ返品事件は解決だが、改めてクルマ好きの夫へのプレゼント選びは難しい。
クルマ好きよりというよりも、物選びにおいて、独自の確固たる判断基準を持っているタイプというべきか。
自分が使うものは自分で選びたいタイプ、自分が気に入ったものを買いたいタイプだ。
クルマ選びも洋服選びも独自の基準を持っている。
何かをあげようとも、夫のお眼鏡にかなわないとバッサリ切り捨てられる。
決して「高いものが良い」ということではない。
Amazonで買った1,000円くらいのTシャツを気に入っていたりする。
夫にとって重要なのは、値段ではなく、デザインや快適性、そして「クルマを傷つけないこと」だった。
そういう男性に対して、気に入ってもらえるプレゼントを買うことって難しい・・・
さらに、私たち夫婦の場合、基本的に私より夫の方がセンスが良い(爆)
家の家具を選ぶ時も夫に任せている。普通は逆のことが多いでしょうね。
だから、余計にプレゼント選びが難しい・・・
物よりも大事な「関係性」
夫はきっとサプライズでもらうことに対して期待していないので、夫が気に入ったものを私が買ってあげるくらいがちょうどいいのかもしれない。
私的にはそのプレゼントのあげ方って味気なくて寂しいと思ってしまうが、夫にそれを伝えると
夫「それよりさ、早くバーキン買ってきなよ。yumiがバーキン買ってくることの方がうれしいわ。」
と返された。
(注)バーキンとは、私が人生の目標の一つしているエルメスのバッグ。希少性が高く正規店にもなかなか入荷しないので、まだ買えずにいる。↓この記事参照。
夫のようなタイプの男性にとっては、物をあげる・もらうという関係性よりも、お互いが常に成長し、刺激し合えるような存在でいることが重要なんだと感じた。
私に置き換えると、エルメスのバーキンが似合うような女性になることが、一番喜んでもらえるプレゼントなんだろうな。
ハードルはまだまだ高い!!