ポルシェ

2019年ポルシェ車種別販売台数データ!日本とアメリカで比較

日本の2019年1月から12月までの年間ポルシェ販売台数は7,192台だった。

全車種の新車登録台数は519.5万台だったということで、ポルシェのシェアは約0.14%ということに。

0.14%・・・すくな!!!

日本とアメリカのポルシェ販売価格を比較した記事でも紹介したが、アメリカでは2019年1年間の販売台数は61,568台

日本の約8.6倍

アメリカのポルシェ販売の規模感がすごい。

ポルシェの販売価格は、総じて日本よりアメリカの方が割安だ。それは、この販売台数の違いが価格に影響しているのでは?という推察をした。

解説!なぜ日本のポルシェはアメリカの販売価格より高いのか? 日本で買うポルシェは、ドイツやアメリカで買うポルシェよりも高い。 仕様はほぼ同じはずなのに。 ...

しかし、価格の差は車種によってマチマチだった。そこで、日本とアメリカの車種別の販売台数をしらべてみた。

車種別販売台数データ

これが車種別の販売台数のデータだ。

車種別販売台数(2019年)

これを見ると、アメリカではカイエンとマカンがよく売れていることがわかる。

その数、カイエンは日本の18.3倍、マカンは9.7倍にものぼる。

一方、911や718はその差は小さい。911は日本の5.2倍、718は日本の3.9倍だ。

日本は全販売台数に対して、スポーツカータイプのポルシェが比較的よく売れているらしい。

アメリカではパナメーラよりも圧倒的にカイエンが売れているのに対し、日本ではほぼ同程度。むしろ、パナメーラの方が僅差で上回っている。

狭小道路も多い日本ではカイエンは大きすぎる印象なのかな?と思う。パナメーラはリアアクスルによって最小回転半径が4.xmとマカンと同程度にできるので、パナメーラの方が売れるのかもしれない。あとはスポーツカーがよく売れる日本では、ゴツいSUVよりもスポーツカーの形に似ているパナメーラの方が人気なものと思われる。

アメリカでタイカンがすでに130台も売れているのはなぜだかわからない。2020年春発売のはずなんだけどな・・・?先行予約等で一部売上が立ったのだろうか?

車種別シェア(日本)

こちらが日本の車種別シェア。

マカンの次に911が売れているという事実も驚き。

これを見て思ったのは5車種とも結構満遍なく売れているという印象。

今年、ここにタイカンが入ってきてどんな風に変わっていくか楽しみだ!

車種別シェア(アメリカ)

こちらはアメリカの車種別シェアグラフだ。

日本に比べて、アメリカはずいぶん偏っている(笑)

マカンとカイエンで全体の約7割を占めている。

推測だけど、アメリカって何でも大きいからクルマも大きいのを選んでいるのだと思う。

買い物でも飲料や洗剤をガロン単位で買う国だから、荷物を積むスペースもかなり大きくないと生活に不便になってしまうのかな?と想像。

2020年、どうなる?

2020年は現在の5車種に加えて、完全電気自動車タイカンが加わり6車種となる。

タイカンがどのようにこのシェアに食い込んでくるのか。

また、新型コロナウィルスによる経済情勢の変化によって、販売台数に影響するのは確実だ。

日本のポルシェは10年連続で販売台数を伸ばしてきたが、11年連続は厳しいかもしれない。

ただ、こんな状況でもポルシェは着々と売れているという話も聞く。

2020年はポルシェのEV化元年

どんな風に変わっていくのか、楽しみだ!

アメリカでは公式に結構頻繁に売上データが公開されるのだけど、日本はほとんどデータが公開されない。それが残念!次はおそらく来年春ごろに2020年の年間売上データの一部が発表されると予想。データが公開された際にはまたグラフにしてシェアしたいと思っています。

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